フェイシャルエステの歴史について

■海外のエステの歴史は紀元前にさかのぼる
今や誰もが利用することのできるエステサロンですが、その歴史は紀元前にもさかのぼります。紀元前数千年前、地中海や中近東では現在で言うエステが行われていたという記録が残っているそうで、生きていくための野生的な生活から、「美しく」あることへの意識が生まれたのではないかといわれています。
古代エジプトで絶世の美女と呼ばれていたクレオパトラも、現代の美容にも通ずる美容術を多く楽しんでいたことがよく知られています。使用人にさせていたヒーリングマッサージは、現在のマッサージの原型ともよばれていますし、バラの香りを好んだ彼女は、たっぷりのバラを入浴時に使用したり、香水にして使用していたそうです。他にも金箔を美肌のために使用したり、ネイルやメイクなどの美容にもこだわりがあったようです。
また、現代のエステに最も近いものを行い始めたのは18世紀のフランス、ヨーロッパ貴族全盛の時代といわれています。マリー・アントワネットが生きたこの時代、彼女自身も美の追求に力をいれていたそうです。多くの化粧品も存在しており、植物等から抽出したエキスを使用した香水やオイルなど、美しく見せるための努力をし、日常的にケアを行い始めた時代でもあります。ただ、この時代もまだ、今で言うセルフケアというものではなく、多くの人が使用人にケアさせていたようです。

■日本のエステの歴史は明治時代の初頭から
日本でエステサロンが出来たのは、明治初期にさかのぼります。そもそも、初期のエステは現代のものとは少し違っており、その起源は理髪店が行っていた男性向けの顔へのお手入れだったそうです。理髪店のサービスの一環として行われていたフェイシャルマッサージが、現在のフェイシャルエステの原型であり、ヘアカットのついでに男性が受けていたものが人気となり、次第に女性にも浸透していったと考えられています。
その後、フランスでエステの勉強をしてきた日本人が、アメリカ人の医師からマッサージやトリートメントの技術も習得、そしてついに日本でフェイシャルエステがスタートしたのです。その当時はフェイシャルエステではなく、美顔術と呼ばれていたそうで、受けることのできた人はごく一部だったようですが、それでも多くの女性が美顔術に憧れるようになっていました。

初めは主に富裕層向けのサービスだったエステも、1970年代、1980年代とエステサロンが全国的に急増し、時代の変化と共に進化していきます。富裕層や芸能人、モデルなど、金銭的にも余裕のある人たちだけでなく、手軽に、誰でもが受けられるモノへと少しずつ変化を遂げていきました。現在では種類も豊富になり、自分の肌に合ったフェイシャルエステ、自分の肌が必要とするフェイシャルエステなど、細かなニーズにまで応えられるようなエステサロンが増えてきています。店舗やメニューの種類によって価格も様々で、格安で受けられるものから、数万円、数十万円のコースなど、目的によって選ぶことが可能です。
エステサロンの増加と共に、女性達の美意識も更に高まっているようで、更なる美の追求のための美容整形や医療エステなども増え続けています。通常のエステサロンで受けることはできない、医師によって施術される高度な美容技術のニーズは今後も多くなると考えられます。

■フェイシャルエステのパイオニアといえるサロンは
数あるフェイシャルエステの中でも、エステ業界のパイオニアと言える存在はヘレナ ルビンスタインです。ポーランド・クラフク出身のヘレナ・ルビンスタインは、オーストラリアでの化粧品ビジネスをきっかけに、1902年、世界初のエステサロンである「ヘレナ ルビンスタイン ビューティーサロン」をメルボルンにてオープンさせたのです。美容業界における彼女の功績は多大なるもので、女性の美を高めるための様々な美容法をはじめ、美しい肌を実現する化粧品の数々の開発を行いました。オーストラリアだけでなく、ニューヨークやロンドンなどにもエステサロンの支店を増やし、エステサロンそのもの、そしてエステティックを世の中に広めていったといわれています。 

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